北方領土元島民が上空から先祖慰霊、ビザなし訪問中止で道主催

 北方領土の元島民らが21日、チャーター機で北海道の中標津空港を出発し、4島に近い知床半島や根室半島周辺の上空から先祖を慰霊した。道主催の新事業で、新型コロナウイルス感染拡大の影響でビザなし訪問が中止になったことに伴う事実上の代替策。

 チャーター機は午前10時45分ごろ出発し、約1時間後に中標津空港に到着。歯舞群島・志発島の元島民、児玉泰子さん(75)は「晴れていて島がよく見えた。直接行けない中、先祖に手を合わせることができてよかった」と喜んだ。

 同行した北海道の鈴木直道知事は「本来であれば実施できるのが望ましい」とビザなし訪問の再開に意欲を示した。

 フライトは25日までの計5回で、チャーター機はロシアが領空と主張するエリアには入らない。元島民やその親族は、1回当たり約20人が搭乗する。

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