尖閣周辺で漁船追尾 中国側に抗議 外交ルートで「速やかに領海から退去を」 加藤長官

 加藤勝信官房長官は12日午前の記者会見で、中国海警局の巡視船2隻が11日に尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に相次ぎ侵入し、操業中の日本漁船1隻に接近しようとする動きを見せたことについて、外交ルートを通じて中国側に抗議したことを明らかにした。その上で「日本漁船に接近しようとする動きを直ちにやめ、速やかにわが国領海から退去するよう強く求めている」と述べた。

 加藤氏はまた、「中国公船2隻は現在も領海にとどまっている。現場海域において、海上保安庁の巡視船が中国公船に向け、領海からの退去要求を繰り返し実施している」と説明。中国公船からの追尾を受けた日本漁船に関しては「周囲に巡視船を配備し、安全を確保している」とした。

 中国公船が尖閣諸島の領海に侵入するのは8月28日以来。今年5月以降、日本漁船が尖閣諸島周辺で操業する際は中国公船が追尾する動きが相次いでいたが、9月上旬に日本漁船が同海域で操業した際はこうした動きはなかった。政府は中国側の意図について分析を進める。

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