自民党内で存在感増す森山氏と石原派 菅首相選出を主導

 安倍氏が8月28日に辞任表明すると、森山氏は二階氏とともに即座に首相の出馬を後押し。石原派と二階派(志帥会)は他派に先駆け首相への支持を表明した。今回、石原派の国会議員は総裁選の期間中、山崎氏と距離を置き、一定のけじめをつけたという。

 こうしたことが、今回坂本哲志1億総活躍担当相の誕生につながった。

 「新内閣の発足にいろんな形で関与した。『土のにおいがする首相』というのは今の時期に大事だ」

 森山氏は4日、地元の鹿児島県霧島市で開かれた国政報告会でこう述べ、新首相の生みの親としての自負をにじませた。新政権は地方議員からのたたき上げである首相と二階氏、森山氏による「トライアングル」(閣僚経験者)態勢との見方もある。

 そんな森山氏にとって、国対委員長として重要になるのが26日召集予定の臨時国会だ。日英経済連携協定案(EPA)など重要案件が多い上、野党は政府が日本学術会議推薦の新会員候補6人の任命を見送ったことも追及する構えをみせる。

 首相が就任後初の本格的な論戦の場で苦戦を強いられれば、誕生して間もない政権の土台が揺らぐ可能性もある。森山氏が生みの親の真価を発揮できるかが注目される。(今仲信博、永原慎吾)

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