自民党石原派 新体制で船出 存在感維持へ派内で結束

 自民党石原派(近未来政治研究会、11人)の政治資金パーティーが8日、東京都内で開かれた。先の党総裁選では菅義偉(すが・よしひで)首相(総裁)の出馬表明前に支持を打ち出し、党内最小派閥ながら他派閥と比べ人事での厚遇が目立った。首相の信頼が厚い森山裕国対委員長が派閥の事務総長に就任し、新たな体制で再始動するが、派内では今後の派閥の在り方を模索する動きも出ている。

 「日本国のためにわれわれが一致結束して、菅内閣を支え頑張ることを約束する」

 石原派会長の石原伸晃元幹事長は、パーティーでこう強調した。

 先の総裁選は、同派にとって存続をかけた戦いだった。平成30年の総裁選で安倍晋三前首相を支持した同派だが、支持表明は党内7派のうち最も遅くなった。背景には「反安倍」を鮮明とする同派の最高顧問、山崎拓元副総裁の存在があった。

 森山氏が国対委員長として連続在任日数の歴代最長記録を延ばす一方、最近の内閣改造では入閣者を出せない状態が続いていた。しかし、先の総裁選では首相と近い森山氏が、二階俊博幹事長とともに首相の出馬と有利な流れを作った。

 その後、党内主要3派が態度表明をしない中、石原氏は首相の出馬表明前に支持を宣言。菅政権では森山氏が国対委員長の続投を決めたほか、坂本哲志氏が1億総活躍担当相に就任し、派内から久々の入閣を果たした。

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