学術会議 野党が内閣委で審議要求、与党は警戒

 ただ、自民党の危機感は増している。幹部は安倍晋三前政権が追及された「森友・加計学園」や「桜を見る会」の審議を念頭に「大きな問題になる」と指摘。特に次の臨時国会は首相にとって初の本格論戦の場となるだけに警戒を強める。

 一方、野党の鼻息は荒い。5日には野党4党の国対委員長が会談し、「6人を政府側が意図的に外したことは看過できないという結論に至った」(安住氏)。また、立民と共産の議員は同日、拒否された候補者6人のうち3人から改めてヒアリングを行った。

 学術会議をめぐっては、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が1日、任命されなかった推薦候補に安全保障関連法などに反対した人物が含まれていることを挙げて批判。野党は「学問の自由に対する露骨な国家権力の介入」(立民の福山哲郎幹事長)と問題視する。

 野党には各種世論調査で高支持率の菅内閣に打撃を与え得る材料を手にしたとの期待が高まっており、7、8日両日の衆参内閣委員会の閉会中審査で追及する考えだ。(原川貴郎、永原慎吾)

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