新閣僚に聞く 岸信夫防衛相 地上イージス代替でも米と連携

--日米同盟をどのように深化させるか

 「厳しさを増す安全保障環境の中で、日米同盟の重要性はこれまでになく高まっている。宇宙・サイバー・電磁波といった新領域を含めて日米の防衛協力をさらに深める。『(地上配備型迎撃システム)イージス・アショア』の代替案についても、米国と緊密に連携して検討していく。新型コロナウイルス対応の最中でもエスパー米国防長官らと直接会話する機会は必要で、訪米も考えたい」

 --日に日に中国の脅威が拡大している

 「現状変更の試みは断じて容認できない。南シナ海のシーレーン(海上交通路)の安全確保は重要な関心事項だ。国際社会の連携が重要で、『自由で開かれたインド太平洋』というビジョンの下、米国、豪州、インド、ASEAN(東南アジア諸国連合)との間で引き続き共同訓練、演習、技術協力など幅広い防衛協力を実施したい」

 --北朝鮮は弾道ミサイル発射を繰り返している

 「国際社会の深刻な課題だ。米国や韓国とも緊密に連携を取りたい。日韓の間にはさまざまな問題があるが、解決のために引き続き韓国側に適切な対応を求めていきたい。日米韓防衛相会談の可能な限り早期の実現に向けて調整を進める」

 --「敵基地攻撃能力」保有の考えは

 「国際法を順守し、専守防衛の考え方の下、平和を守り抜いていくために引き続き検討を進める。その(能力保有の)部分だけを抜き出すわけにはいかない。全体を考えながらミサイル阻止(能力の強化)を進めていかなければならない。わが国を守るために必要な能力は確保する」

--自衛隊の明記を含む憲法改正への考えは

 「国会における幅広い議論を通じ、国民の理解の深まりの中で判断される事項だ。政府の一員である私が必要性について答えるのは適当でない」(田中一世)

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