河野太郎氏の“存在感”に抜かれた!? 石破・岸田両氏の「サバイバル法」 評論家・八幡和郎氏が寄稿

 岸田氏は、菅首相が物足りないとすれば外交だから、歴代最長の4年7カ月、外相を務めたので浮上する可能性はある。「外交の岸田」をアピールできるよう外遊などし、語学力もブラッシュアップして備えるべきだ。

 菅首相のもう一つの弱点は、現実主義的すぎて理念を語らないことだ。

 岸田氏が「安倍後継」とされていたのは、憲法改正の国民投票を乗り切るにはリベラルな岸田氏が好都合だったからだと思う。「憲法改正」を旗印に掲げたら、菅首相が優先順位を上げないことに不満を持つ保守派の受け皿になるだろう。

 国内政策は、石破、岸田両氏とも、お手並み拝見でいいと思う。菅首相のやりたいことは個別政策の積み重ねだ。すでに、「携帯電話の値下げ」や「マイナンバーカード制の改革」とかいわれているが、そういう手法には限界も弊害もあり、ある程度の成果は得られるものの、壁に突き当たるだろう。

 菅首相が進めた「内閣人事局の強化」は弊害も当然に出てくる。そうしたときに、菅政権のやり方を否定するのでなく、新しい理念のもとで磨き上げるような方向性を上手に出せば、対抗軸として意味のあるものになるのではないか。

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