菅首相、文大統領と初の電話会談 韓国側は経済関係改善狙うも…突き放す菅氏 元徴用工訴訟問題など「韓国に適切な対応を強く要求」

 菅義偉首相は24日午前、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と初の電話会談を行った。輸出管理強化への対応や人的交流の再開など、経済面での関係改善を望む文政権が、菅首相に書簡を出して「対話」を要求していたが、菅首相は「わが国の一貫した立場」を強調し、いわゆる元徴用工訴訟問題などで「韓国に適切な対応を強く求めていきたい」と突き放した。韓国側の考えは甘すぎたようだ。

 日韓の首脳が公式に意見を交わすのは、2019年12月に中国で開かれた日中韓サミットの際に行われた安倍晋三前首相と文大統領の首脳会談以来となる。

 菅首相は会談後、官邸で記者団に「日韓両国は、お互いにとって極めて重要な隣国であり、日韓、日米の連携は重要だ。新型コロナウイルス問題をはじめ、さまざまな課題に共に取り組んでいこうと話した」と説明した。

 「非常に厳しい状況にある両国関係をこのまま放置してはならないと伝えた」とした上で、いわゆる元徴用工訴訟など「さまざまな問題に関するわが国の一貫した立場に基づき、今後とも韓国に適切な対応を強く求めていきたい」と述べた。

 第2次安倍政権時のスタンスからブレがないことと、ボールは韓国側にあることを改めて強調した形だ。

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