新内閣の命名は…「3密」「消去法」「安倍継続二階リモコン」

 菅義偉(すが・よしひで)新内閣はコロナ禍の中で厳しいかじ取りが予想されるが、新内閣を名付けるとしたら?

 「3密内閣。別名・おじさん密集内閣」と名付けたのは時事ネタを得意とする芸人のプチ鹿島さん(50)だ。

 新内閣の女性閣僚は2人だけ。平均年齢は60・4歳で自民党4役にいたっては71・5歳だ。総裁選で菅首相を支持した5派からベテラン勢を起用する「派閥均衡型」が目立った顔ぶれに、「密接で信頼できる人間関係を重視したとプラスにも言えるが、女性や若手が少なく、おじさんが密集し、密閉を感じる。もう少し換気が必要」とする。

 さらに、憲法改正を掲げ、明確な国家観を持った安倍晋三前首相とは異なり、「菅さんは国家観やビジョンがない。夢や希望やロマンを託せる大きな物語がなく、ひとつひとつの政策がシビアに検証される可能性がある」と指摘する。

 一方で、菅首相は「大きな武器を持っている」と言う。その理由は、安倍政権で解決できなかった北朝鮮による日本人拉致問題の打開や、後手に回った情報公開などを丁寧に行うことで、「安倍さんの負の継承をプラスにできるチャンス」と付け加えた。

 「ここまでサプライズがないことが逆にサプライズ」。そう話す漫画家の倉田真由美さん(49)は、「消去法内閣」と名付けた。「官房長官時代もそつなく無難で石橋をたたいて渡る菅さんらしい。スキャンダルもなさそうな消去法で選んで残った無難なメンバーによる無難な内閣」とする。

 携帯電話の値下げやふるさと納税など、菅首相の細かな部分にも気が利く点や実行力を評価するが、「日本の方向性や全体のかじ取りとして明確なところが見えず、どこに向かっているか分からない船に乗っている状態」と話す。

 その上で、「飲食や観光などが息切れして、息絶えるのが目の前にきている。アベノミクスを継承するという“スガノミクス”の正体が見えない。丁にも半にもはれないような状態。何を残し、何を変えていくのか聞きたい」と強調した。

 平沢勝栄復興相(75)の初入閣がサプライズだったとする評論家で作家の古谷経(つね)衡(ひら)さん(37)は、「安倍継続二階リモコン内閣」と命名した。安倍路線の継承を掲げ、菅政権誕生の流れをいち早く作った自民党の二階俊博幹事長の影響力が色濃く、“菅カラー”が出ていないためだとする。

 「菅内閣は安倍さんの投げたボールの勢いだけなので、総選挙をしてから徐々に色を打ち出していくのではないか」と分析する。

 菅内閣に期待するのは何よりも「経済政策」だ。今後、景気がさらに後退する可能性は高く、「まずは量的緩和の継続。さらに一時的でも消費税の減税を行うなど、大胆な積極財政をしてほしい」と要望する。

 近く行われるともされる総選挙に注目し「緊急のような状況なので、スキャンダルなどでガタガタにならず、とにかく失敗のないように平常運転でやってほしい」と話した。

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