中国人船長を釈放したのは誰か…菅、前原両氏ら醜悪な「仲間割れ」 誰がウソをついたのか?証人喚問で真実を明らかにせよ

 【有本香の以読制毒】

 あれから10年-。いま思い出されるのは、2010年の9月7日から8日にかけて、沖縄県・尖閣諸島沖で起きた、中国「漁船」による、わが国海上保安庁の巡視船への衝突事件だ。当時危惧したとおり、尖閣周辺での中国による「侵略」の動きは10年で格段に悪化したが、この事件がまさに悪い意味でのターニングポイントだったといえる。

 事件発生当初から、多くの日本国民が当時の民主党、菅直人政権の対応に不信感を募らせた。そして、決定的に「この政権はダメだ」と思わせたのが、公務執行妨害で逮捕した船長を同月24日、処分保留で釈放したことだった。

 決定の一報後、筆者は怒りが収まらず、数日後に行った友人の評論家、石平氏との対談では、「日本を出る選択肢が頭にある」と口にしたほどだった。

 一丁事あった際、「日本政府が日本を守らない」という事実は、それほどの衝撃だったのだ。あえてここで、「日本を守る」とはどういうことかを言うと、領土領海の防衛はもちろん、法治、民主制といったシステム、国民の権利、そして国体、これらすべてを守ることをもって、「日本を守る」と筆者は考える。

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