菅氏、アジア版NATO「反中包囲網にならざるを得ず」 自民党総裁選候補が公開討論会

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を選ぶ総裁選は14日、投開票される。立候補した石破茂元幹事長、菅義偉(すが・よしひで)官房長官、岸田文雄政調会長は12日、日本記者クラブ主催の公開討論会に臨んだ。菅氏は多国間同盟・北大西洋条約機構(NATO)に範をとった「アジア版NATO」について「反中包囲網にならざるを得ない」との理由で否定し、日米同盟を基軸とした外交を展開する考えを示した。

 アジア版NATOは石破氏が提唱する構想。菅氏から狙いを聞かれた石破氏は「中国やロシアを排しているわけではない」とし、自由や法の支配など価値観を共有する国々のネットワークだと説明した。

 これに対し、菅氏は「敵、味方を作ってしまう恐れがある」と反論。対中外交に関しては「ハイレベルの機会を活用し、主張すべきは主張し、課題を解決していく」と述べた。

 新型コロナウイルス対策について、菅氏は「収まらなければ徹底的に次の手を打っていく」と述べ、給付金の追加を含む対策を検討する考えを明らかにした。石破氏は新型インフルエンザ等対策特別措置法の早期改正を主張し、岸田氏は社会経済活動を再開するためのPCR検査体制の充実を訴えた。

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