総裁選公開討論会詳報(12)岸田氏「中国はしたたかにコントロールしなければいけない」

 --金融政策運営にどう向き合うか

 石破氏「私は金利政策を急に変えるとは申しません。そうすると激変が起きますのでね。ただ、お金に価値がつかないということはどういうことなのかということを考えたときに、マーケットメカニズムが効かないわけですから、必要なところにお金が行かない。そうでないと滞留するということが起こりますね。

 そしてデフレも何が問題なのかというと、お金は持っているのが得だという話になると、使わなくなるわけですよね。そうするとお金が動いていきません。デフレの問題はそこにあるんですが、日銀の最大の目的は、物価を安定させることです。物価を上げることではありません。

 そういう意味で、世界的にも標準である2%の目標というのは、それは維持していくべきだと思うが、要は金融政策っていうのは社会をどう変えていくのだということ、手段なのだと思っています。社会構造がどう変わっていくのか。今のように必要なところにお金が行かないとするならば、どうやってそれを変えていくべきなのか。

 私、銀行員でしたけど、昭和50年代は定期預金だけで7%の金利がついた。それで旅行にも行けた。ものを買ってあげた。その部分の減少をどう考えるか。そこは全て再点検をしていきたいと思っています。急に変えることはいたしません」

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