野党合流、枝野氏100票超すか 新党代表選勝敗ラインが党運営左右

 立憲民主党と国民民主党などによる合流新党の代表選は10日、投開票が行われ、代表と新党名が決定する。新党に参加する国会議員149人の半分以上を立民が占め、立民の枝野幸男代表が国民の泉健太政調会長を破って代表に選出される見通しだ。枝野氏が“勝敗ライン”の100票以上を獲得できるかが、今後の党運営も左右しそうだ。

 枝野氏は9日、泉氏とともに日本記者クラブ主催の討論会に臨んだ。自民党総裁選で優勢の菅義偉(すが・よしひで)官房長官が唱える「自助・共助・公助」について「政治家が『自助』と言ってはいけない。責任放棄だ」と批判するなど、早くも「次期首相」との対決が視野に入っているようだ。

 そんな枝野氏の勝利が確実視される代表選で注目されるのが、その勝ちぶりだ。いち早く枝野氏支持を表明した赤松広隆衆院副議長は8日、自身のグループの会合で「3桁に乗る数を取らないと本当の意味で勝ったことにはならない」と明言し、勝敗ラインは100票以上との認識を示した。

 合流新党に参加する立民の国会議員は全体の約6割の88人に上る。さらに約10人の側近を抱える国民の小沢一郎衆院議員や、野田佳彦前首相や岡田克也元副総理ら無所属議員も枝野氏を支持している。

 ただ、立民内には若手らを中心に「枝野1強」とされる執行部への反発も根強い。泉氏は国民の議員に加え、立民の不満分子も取り込みたい考えで、討論会で「民主的で風通しのよい党運営を行う」と述べ、枝野氏との違いを強調した。

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