総裁選初日、関心は既に解散総選挙へ

 自民党総裁選は8日告示され、元幹事長の石破茂、官房長官の菅義偉(すが・よしひで)、政調会長の岸田文雄の3人が立候補。選挙戦は始まったばかりだが、菅の圧倒的優勢が揺るがない中で、党内の関心事は既に衆院解散・総選挙に移りつつある。(田中一世)

 ■「解散やるなら今」 午前11時 菅氏出陣式の出席者

 午前11時、東京・紀尾井町のホテルニューオータニ。最も広い宴会場で、7派閥中5派閥の支援を受ける菅の出陣式が始まった。

 「首相は道半ばで退かれる。悔しさを推察するとき、この国難に政治空白を作ることができない…」。首相、安倍晋三(自民党総裁)の路線継承を強調した菅は、笑顔をほとんど見せなかった。

 国会議員のあいさつは菅と選挙対策本部長の小此木八郎(元国家公安委員長)のみ。マイクの前に立ったのは岡山県の旅館経営者、兵庫県の畜産農家、北海道のまちづくりのNPO法人メンバーで、「地方重視」をアピールした。

 出席者の一番の話題は総裁選の勝敗ではない。「菅首相」がいつ衆院解散・総選挙を断行するか、だった。出席者からは「支持率が上がっている。やるなら今。先週末に選挙準備を始めた」(党幹部)、「これだけ人気が出れば周りが『選挙やれ』という話になっていく」(閣僚経験者)という声が聞かれた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ