争点は「党のあり方」「経済立て直し」「コロナ後の社会」 共同記者会見三者三様

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選が8日、告示された。立候補を届け出た石破茂元幹事長、菅義偉(すが・よしひで)官房長官、岸田文雄政調会長の3人が同日午後3時から党本部で共同記者会見を行った。総裁選の争点として石破氏が挙げたのは党のあり方。菅氏は新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込んだ経済の立て直しを訴え、岸田氏はコロナ収束後の経済や社会保障、外交を掲げた。

 石破氏は「勇気を持って自由闊達(かったつ)に語れる党でありたい。国会を公正に運営し、政府を謙虚に機能させる党であらねばならない」と党のあるべき姿を強調した。独自カラーを打ち出す政策としては持論の地方創生を掲げ「潜在力のある地方を最大限に生かしていかないとGDP(国内総生産)は維持できない」と主張した。

 菅氏は新型コロナで傷んだ経済の立て直しを最重要課題に掲げた。官房長官として取り組んできた縦割り行政の打破に今後も意欲を示し「既得権益を取り除いてあしき前例を排し、規制改革を進めてきた。首相の立場になればさらにそれを進めることができる」と力を込めた。

 岸田氏は安倍首相の経済政策、アベノミクスを評価した上で「ここから先の経済、地方、社会保障や外交の大きな方向性を示して議論したい」と語った。米中対立の深刻化などで国際秩序が変化している現状を踏まえ「地球規模の課題に旗を振り、ルール作りを先導する日本でありたい」と語り、日本が国際社会でリーダーシップを発揮していくことを目指すとした。

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