拉致進展なく「いら立ち」 曽我ひとみさん、講演で

 北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(61)が7日、新潟市の明倫短大で講演した。拉致被害者や家族が高齢化する中、膠着(こうちゃく)状態が続くことに「いらだちを覚える。もっと早く進展はないのかとついつい思う」とした上で「過酷な環境でも必死に生き抜く拉致被害者を、一日も早く救出してほしい」と訴えた。

 講演は新潟県が主催する「拉致問題啓発セミナー」の一環で、学生約60人が聞き入った。

 拉致被害者の横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の父、滋さんが、娘との再会がかなわないまま、6月に87歳で死去したのは「本当に胸が痛い」と吐露。昭和53年に一緒に拉致されたまま行方が分からない、自身の母、ミヨシさん(88)=拉致当時(46)=との思い出にも触れ「あまりにも長い時間がたち、これ以上待てないところまできている」と語った。

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