菅官房長官、経済、憲法、拉致、外交は安倍路線を継承

 菅義偉官房長官は出馬を表明した2日の記者会見で、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」を「責任を持って引き継ぎ、さらに前に進めていく」と述べた。憲法改正や北朝鮮による日本人拉致問題といった課題に「引き続き挑戦する」と強調し、外交・安全保障政策も踏襲する考えを示した。安倍政権の基本路線は継承する考えだ。

 菅氏は平成24年に旧民主党から政権を奪還して以降、「経済再生最優先で取り組んできた」と強調。「役所の縦割りの弊害をぶち破って新しいものを作っていく」と今後も改革を進める意気込みを示した。

 外交・安保政策も基本的に引き継ぐ。「日米同盟を基軸としながら近隣諸国との関係をつくる。今の日本の立ち位置は変えるべきではない」と指摘した。

 拉致問題については、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と条件を付けずに会い、活路を切り開きたい気持ちは安倍首相と同じだ」と述べた。北方領土問題は「次の世代に先送りせずに終止符を打つ。領土問題を解決し、平和条約を締結するとの方針に変わりはない」と語った。

 秋田出身の菅氏は地方創生にも力を尽くしてきた。会見では、自身が総務相時代に発案した「ふるさと納税」や官房長官として推し進めたインバウンド(訪日外国人客)拡大などを挙げながら、「活力ある地方を作るとの思いを常に胸に抱いて政策を実行してきた」と述べ、今後も地方の活性化を進める考えを示した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ