「思い崩れ去った」拉致被害者家族の有本さん

 安倍晋三首相が辞任の意向を固めたことについて、北朝鮮による拉致被害者、有本恵子さん(60)=拉致当時(23)=の父、明弘さん(92)は28日、神戸市長田区の自宅で取材に応じ、「(安倍首相の)体調のことは仕方がない。ただ、拉致問題の解決といった思い描いていたことが、いっぺんに崩れ去った」と落胆を隠さなかった。

 有本さんは安倍首相のこれまでの拉致問題解決への姿勢について、「被害者家族にもきちんと向き合ってくれ、一番信頼していた」と評価。一方で具体的な進展がない現状を踏まえ、「最後までやり遂げてほしかった。どうして今なのか。辞任でさらに進展が遅くなるのではないか。辞めるのならば、後任にしっかりとつないでほしい」と不安な胸の内を語った。

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