「Go To トラベル」1カ月 不満の声も「思いの外増えず」

 政府の観光振興策「Go To トラベル」は22日で開始から1カ月を迎える。恩恵を感じている宿泊事業者もあるが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあって「思いの外、増えていない」などの声も聞かれる。蒲生篤実(がもう・あつみ)観光庁長官は21日の記者会見で、参加登録した旅行・宿泊事業者が全体の半分にとどまっていることから、22日以降も登録を受け付けることを表明した。ただ、旅先での感染を警戒する声も旅行者からは上がっており、政府の期待通りに事業の恩恵が全国に行き渡るかは予断を許さない。

 「客足はかなり戻っています。『Go To』などの支援策のおかげです」

 長崎県松浦市の鷹島で明治時代から続く旅館「旅亭 吉乃や」の女将(おかみ)、大畑えり子さんは、県と政府の観光支援策の効果を実感している。4、5月の宿泊者は例年と比べて8割減と壊滅的だったが、6月中旬、長崎県による観光振興キャンペーンがスタートすると、状況は好転。トラベル事業が始まった7月は、昨年以上の客室稼働率となり、8月も勢いは続いているという。

 一方でさまざまな要因からトラベル事業に満足していない事業者も多い。

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