首相、緊急事態宣言「できる限り避ける」 100万人超の失業警戒

 安倍晋三首相は9日、長崎市内で記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言について「できる限り再宣言を避けるための取り組みを進めていかなければならない」と述べ、極力回避したい考えを示した。医療提供体制に関しては「重症者用病床は約2800床が確保されており、その占有率も約4%程度と低い水準が維持されている」と説明した。

 首相はまた、民間エコノミストが平成20年のリーマン・ショックを上回る年率20%超のマイナス成長と予想していることを挙げ「リーマン・ショック時には100万人を超える失業者が発生した。雇用や暮らしに与える影響を考えれば、感染をコントロールしながら、できる限り再宣言を避けなければならない」と述べた。

 お盆の時期の帰省に伴い、都市部から地方へ感染が拡大する懸念があることについては「一律の自粛を求めるものではない」と説明。その上で「大人数の会食など感染リスクの高い状況を控えるなど十分注意をお願いしたい」と訴えた。患者への対応で経営への影響が大きい医療機関に対して追加支援を検討していることも明らかにした。

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