「日本人よ、強くなりなさい」李登輝元総統の教えと叱咤激励! 河野防衛相「なぜ中韓の了解がいるのか」の言葉に日本人の矜持

 この教えと叱咤(しった)激励に心から感謝をささげつつ、私たちは、李氏が残した「アジアの民主」を守り抜かなければいけない。その気持ちを強くしている。

 ご逝去の報と同時に思い出したのは、李氏が総統を引退した1年後の2001年、病気治療を理由に訪日を希望したときのことだ。この時、李氏の訪日を阻止したい北京の思惑どおりにビザ発給を止めようとしたのが、外務省チャイナスクールと、当時の河野洋平外相だった。

 これに対し、「私人の病気治療を拒むのは人権問題だ」と言って、毅然(きぜん)とビザ発給を決めたのが、当時の森喜朗首相であり、その最側近として、森氏とともに外務省を叱ったのが、若き日の安倍晋三首相(当時、官房副長官)であった。

 このエピソードを思えば、現在、高齢の上にがんの闘病中でもある森氏が「李登輝氏の葬儀に出席か」と報じられたことにも納得がいく。

 それにしても当時、森氏のこうした功績はまったく評価されず、森政権はメディアによって連日不当に貶められ、わずか1年で退陣に追い込まれた。その裏で高笑いしていたのは一体誰だったのか。今こそ、あの時を公正に振り返る必要があろう。

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