地上イージスレーダー「イージス艦で使用可能性も」 防衛装備庁長官

 河野太郎防衛相は9日の参院外交防衛委員会で、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画断念後のミサイル防衛に関して「日米間の具体的な連携要領の検討を深めたい」と述べ、米軍との共同対処を強化する考えを示した。武田博史防衛装備庁長官はイージス・アショアのレーダーSPY7の活用について、イージス艦などへの転用も可能だとの考えを示した。

 いずれも自民党の佐藤正久氏の質問に答えた。イージス・アショアは弾道ミサイル迎撃が目的だったが、武田氏はSPY7について「イージス艦やレーダーサイトで使用できる可能性もあり、追加的な機能を付加することもできると考える」とし、敵の巡航ミサイルや戦闘機に対応させる可能性に言及した。

 河野氏は配備計画断念後、配備予定地だった秋田、山口両県知事に謝罪した。佐藤氏は「地元を振り回した責任は(両知事への)1回の謝罪で補えない。副大臣や政務官が地元住民や、導入に向けて汗をかいてくれた地方議員、関係団体への説明を早急にすべきだ」と語り、防衛政策への地域の理解の重要性を主張。河野氏は「関係自治体とよく相談しながら進めていきたい」と答弁した。

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