陸自オスプレイ 7月7日に木更津暫定配備へ

 防衛省は、南西諸島防衛強化の一環で陸上自衛隊が導入する米国製輸送機オスプレイについて、7月7日から陸自木更津駐屯地(千葉県木更津市)への暫定配備を開始する方針を固めた。機体の点検などを経て8月から本格的な訓練飛行を始める見通し。複数の政府関係者が26日、明らかにした。

 防衛省によると、陸自が導入する17機のうち2機が5月に米軍岩国基地(山口県岩国市)に到着し、今月から整備作業を受けている。7月7日に暫定配備されるのはこのうちの1機で、残る1機も同月中旬に木更津に到着する予定だ。

 防衛省は平成30年度から4年間でオスプレイ17機をそろえ、佐賀空港(佐賀市)に順次配備する計画を進めている。ただ、地元漁協と用地をめぐる調整が難航し、大幅な遅れが生じたことから、5年間をめどに木更津駐屯地を暫定配備先とする方針を決めた。

 陸自オスプレイは今年3月に発足した「輸送航空隊」が運用する。尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む南西諸島が侵攻された場合、陸自相浦駐屯地(長崎県佐世保市)に所在する離島奪還部隊「水陸機動団」の隊員を前線近くに運ぶ役割を担う。

 木更津は本来の配備地である佐賀よりも水陸機動団や南西諸島から遠く、即応力に課題が残る。防衛省関係者は「木更津はあくまで暫定措置。佐賀空港の配備に向けた準備を引き続き進めたい」と説明している。

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