河井夫妻が自民離党 18日以降強制捜査へ 野党は首相の責任追及

 自民党の河井案里参院議員(46)=広島選挙区=の陣営による公職選挙法違反事件に絡み、夫で前法相の克行衆院議員(57)=自民、広島3区=と案里氏が同党に離党届を提出し、17日、受理された。野党は夫妻に議員辞職を求め、案里氏を公認した安倍晋三首相(党総裁)の責任も追及する構えだ。東京地検特捜部は通常国会の閉会を受け、18日以降、夫妻を公選法違反(買収)容疑で強制捜査する方向で最終調整している。

 夫妻は17日の衆参両院の本会議にそれぞれ出席した。克行氏は国会内で記者団に「良心に照らして法にもとるような政治活動を行ってきたことはない」と強調した。案里氏は「弁護士から(発言を)止められている」と述べるにとどめた。

 夫妻について、立憲民主党の福山哲郎幹事長は「非常に憂慮すべき問題で、議員辞職に値する。党や公認した首相の責任も重たい」と指摘した。自民党本部は昨夏の参院選に際し、案里氏の選挙区支部などに計1億5千万円を送金しており、野党は一連の経緯について、国会閉会後も説明を求めていく構えだ。

 一方、自民は火消しに追われている。二階俊博幹事長は記者団に、離党を「残念という一言に尽きる」と語った。そのうえで、1億5千万円に関して「党内の基準と手続きを踏んで支給した。党勢拡大の広報紙を複数回全県に配布した費用に充てられたと報告を受けている」と述べ、問題ないとの認識を示した。

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