コロナで社会の形が変化 令和2年版「科学技術白書」

 政府は16日、令和2年版の科学技術白書を閣議決定した。新型コロナウイルス感染症の流行で遠隔での教育や診断、テレワークが活発に活用されるようになり「社会の形が変わっていく可能性が高い」と指摘。政府も情報通信技術で社会の変革を推進しつつ、経済や社会の課題解決を目指すとした。

 喫緊の課題である感染症の拡大防止策には既に800億円超を投入し、ワクチンや治療薬の開発を急ぐことを強調した。研究振興策では、若手研究者の割合が減少していることを課題とし、雇用や研究環境の改善を進めるとした。

 昨年のノーベル化学賞を受賞した吉野彰さん(72)の特別寄稿も掲載。「これまでの産業が生み出した負の遺産である環境問題を清算し持続可能な社会を実現する新たな産業革命が必要だ」と訴えた。17年ごろには実現可能だとした。

 昨年度の成果として、千葉県の地層が国際的な地質時代を表す「チバニアン」として認定されたことを挙げた。

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