沖縄県議選で立民、橋頭保築けるか 共産は勢力拡大狙う

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する玉城デニー知事を支持する立憲民主党や共産党などは県議選で勢力拡大を狙う。

 立民の枝野幸男代表は29日の記者会見で、「辺野古基地建設を止めるという沖縄の民意を実現させる玉城県政を支えていく」と強調した。

 県議会に議席のなかった立民は今回、那覇市・南部離島区(定数11)に公認候補1人を擁立した。立民は地方を含む組織力の向上が課題になっており、基地問題を抱え、安倍晋三政権の方針に反発が強い沖縄で橋頭堡(きょうとうほ)を築きたい考えだ。

 当初、枝野氏ら幹部の現地入りも予定していたが、新型コロナウイルスの影響で難しくなった。枝野氏は「街宣用のテープやネット動画など準備万端整えている。最大限活用して、議席を確保してほしい」と語る。ただ、地元からは「知名度のある政治家が応援にくれば、立民をアピールする絶好の機会になっただけに残念だ」(県連関係者)との声も漏れる。

 一方、共産党は現有議席を上回る7人を擁立し、全員の当選と「オール沖縄」勢力の勝利を目標にする。志位和夫委員長は「(政府はコロナ禍のさなかでも)県民の多数が反対する不要不急の辺野古はやめようとしない。争点は明確だ」と訴える。

 コロナ対応や黒川弘務前東京高検検事長が賭けマージャンで辞職した問題で政権への批判が強まっており、国政野党としては追い風を捉えられるかが焦点だ。(田村龍彦)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ