文政権の反日は変わらないのに…「日本にとって重要な隣国」記述復活の“的外れ” 日和見外交青書の“怪錯乱”を正せ

【有本香の以読制毒】

 2020年版の外交青書が、19日の持ち回り閣議で報告された。

 外交青書とは、国際情勢や日本の外交活動についてまとめた文書のこと。他の役所の「白書」にあたり、1957年から毎年発行されている。

 その青書2020年版について、メディアや評論家諸氏が指摘するポイントはいくつかあるが、まず、北方領土を「わが国が主権を有する島々」と明記したことが挙げられている。昨年版で、従来の「北方四島は日本に帰属する」との記述が削除され(=ロシア側に配慮したと伝えられた)、国民や与党から大批判が寄せられたため、今年は復活させたということらしい。

 はい?

 夕刊フジ読者の皆さまならご承知のとおり、北方四島は、1855年の日露和親条約以来、紛れもなく日本の領土である。それを、大東亜戦争終戦の混乱に乗じてソ連が一方的に併合宣言し、今日まで居座っているのだ。

 日露両国の間で最も重大なこの事実の記述を、あるときには「ロシア側への配慮」とやらで消してみたり、それを国民から非難されたら表現を変えて復活させてみたりする。ロシアや国民の「気持ち」に忖度(そんたく)して、文言がコロコロ変わる「外交記録」「国際情勢分析」とは一体何ぞや、と思う。筆者にはまったく腑に落ちない。

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