利用者減少や成り手不足… 「MaaS」地方の交通インフラ処方箋となるか

【経済インサイド】

 鉄道やバスなど複数の交通機関が連携して先進的なサービスを提供する「MaaS(マース)」が、地方都市で着実に進んでいる。九州では鉄道とバスの伝統的なライバル企業が連携を進めているほか、国土交通省も、時刻表などのデータを活用するためのガイドラインを作成、全国の交通事業者の連携を支援する考え。ただ、地方の高齢者ら多くの人にサービスを利用しやすくするなどの課題はありそうだ。

 昨年10月に連携を発表していた九州を代表する交通事業者、JR九州と西日本鉄道は3月14日から、JR下曽根駅(北九州市小倉南区)でバスと電車のダイヤを連携させる。午後4~6時の帰宅時間帯では、ほぼすべてのバスが列車と接続するようになるという。

 下曽根駅は、北九州市の郊外、小倉南区の中心駅の一つで、周辺からバスで同駅まで移動して、市の中心部の小倉駅まで列車で移動しやすくするのがダイヤ連携の狙いだ。小倉南区の住民は、多くの地方都市と同様に自家用車での移動が中心だが、高齢化が進んでいるため、免許返納を検討している人も多い。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ