「万博と同時にIR」松井大阪市長、改めて強調 週内に実施方針案公表

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指す大阪市の松井一郎市長は19日、自治体が定めるIR事業計画の実施方針案に、2025年大阪・関西万博との同時開業を努力目標として明記することを明らかにした。同日開かれた市の幹部会議で、府と共同でまとめた実施方針案を了承した。府市は週内にも公表する方針。

 IRは大阪湾の人工島・夢洲(大阪市此花区)に誘致する計画で、府市は隣接エリアで開催される万博との相乗効果を狙い、同時開業を理想に掲げてきた。ただこの日程での全面開業については、参入に意欲を示している事業者からも「工期が短すぎる」との意見が出ており、一部施設を先行稼働させる部分開業案も取り沙汰されている。

 市役所で記者団の取材に応じた松井氏は、IR事業者にとってもビジネスチャンスになるとして「万博同時を目指すというのは(実施方針案に)書き込む」と明言。その一方で「まだ着工もしておらず、不確定要素が大きい」と述べ、全面・部分といった開業形態や具体的な開業年月日については実施方針案に盛り込まないとした。

 府市は実施方針案の公表に続き、12月中には正式公募を開始する考えで、公募条件に具体的な時期を明記する方向で調整している。

 また松井氏は、政府がIR認定申請の受け付けを令和3年1月から始めると発表したことについて「われわれのタイミングに合っている」と評価した。

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