「徹底的に洗う」 野党、桜を見る会追及チームを3倍に拡充

 首相主催の「桜を見る会」をめぐり、野党各党は14日も国会内で「追及チーム」会合を開き、安倍晋三首相への批判を強めた。今後、追及チームを「追及本部」に格上げし、参加議員も増やして首相を追い込む考えだ。会の運営方法をめぐっては、与党内からも透明性の確保が必要との指摘が相次いだ。

 「一部メディアは『収束に向かっている』というが、始まりはこれからだ」

 立憲民主党の安住淳国対委員長は14日、野党統一会派の代議士会でこう語り、追及チームを現在の11人から「3倍規模」の追及本部に拡充する方針を示した。

 安住氏は、田中角栄元首相を退陣に追い込んだロッキード事件にも言及し「山口(県)ルート、宴会ルート、役所ルート、芸能界ルート。徹底的に洗って質疑に反映させていく」と気勢を上げた。

 野党は4月13日の「桜を見る会」に首相の後援会関係者が多数参加し、東京都内のホテルで首相夫妻を囲む「前夜祭」が開かれたとして問題視している。

 追及チームによると、前夜祭の会費は5千円だったが、同ホテルの一般客向けの宴会コースは最低で1人当たり1万1千円かかるという。野党側は、差額を首相側が補(ほ)填(てん)していれば、公職選挙法で禁じる寄付行為などに該当すると指摘する。さらに会費が首相関連の政治団体の収支報告書に記載がないとして、政治資金規正法違反の疑いもあると主張する。

 14日の参院内閣委員会では、政府側が招待者について「長年の慣例で官邸や与党内にも推薦を依頼し、内閣官房と内閣府で取りまとめた」と説明。同日の追及チーム会合では、野党側が招待者名簿の開示を迫り、省庁側は「政府として統一的に対応したい」と回答を留保した。

 自民党からも発言が相次いだ。茂木敏充外相は所属する竹下派(平成研究会)の会合で「基準をしっかり見直すことが必要だ」と指摘した。石破茂元幹事長も石破派(水月会)会合で「本来の趣旨に従った運営が大事で、(開催を)止めればいいという話ではない」と語った。(千葉倫之)

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