対中防衛、新局面に 宮古島で弾薬庫建設着工 十島「村守るため自衛隊誘致」

 防衛省は7日、沖縄県の宮古島への陸上自衛隊警備・ミサイル部隊の配備計画で弾薬庫などのミサイル部隊関連施設の建設に着手した。中国の脅威に備える南西防衛強化の施設整備の現行計画で最後の着工にあたり、島外の反米軍基地活動家も乗り込み、闘争の場となる恐れがある。一方、新たに自衛隊誘致に動く自治体は日本の安全保障に貢献したいと訴え、南西防衛強化は新たな局面を迎えた。

 ■島外から反対派主導

 「説明会を中止しろ」

 3日夕、ミサイル施設を建設する宮古島東部で防衛省が開いた住民説明会。建設反対派は会の名称に「弾薬庫」という言葉がないと抗議し、約100人が会場入りを拒否した。

 反対派が弾薬庫に矛先を向けるのは抵抗の象徴だからだ。島ではミサイル施設とは別に駐屯地を3月に新設。有事で初動対処を担う警備部隊を配置したが、地元への説明不足が原因で駐屯地に保管していた中距離多目的誘導ミサイルと迫撃砲の弾薬の島外撤去を余儀なくされた。

 反対派はシュプレヒコールも繰り返した。主導したのは島民ではなく、沖縄平和運動センターの山城博治議長。反米軍基地活動の代表的存在で、普天間飛行場の名護市辺野古への移設工事と北部訓練場のヘリコプター離着陸帯の移設工事への妨害で逮捕されている。

 自衛隊誘致に取り組んできた野津武彦氏は「全国の自衛隊弾薬庫で爆発が起きたことは皆無だとの防衛省の説明が浸透し、住民の不安は和らぎつつある」と話す。そこへ山城氏らが加わり、弾薬庫問題を再燃させようとしているという。

 山城氏は「辺野古(の反対運動)から人を呼ぶ」と反対派住民に伝えた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ