安倍首相記者会見詳報(下)首相、進次郎氏に「責任ある立場で能力発揮し、結果を」

 --日露関係について。茂木外相を起用したが、どのように北方領土問題を含む平和条約締結交渉の突破口を開いていくか。外相の交代でロシアにどういうメッセージを送り、どういう効果を期待するか

 首相「領土問題は戦後70年以上、残念ながら解決されなかった。もとより、その解決は容易なものではない。困難な課題、容易ではないからといって、首相としてそれを見送ることは責任の放棄であり、この領土問題を解決していくために全力で取り組むのは首相としての責務だと思って努力を重ねてきた。その中で私とロシアのプーチン大統領は、領土問題を次の世代に先送りすることなく、自らの手で必ずや終止符を打つという強い意思を共有することができた」

 「茂木氏にはTPP11(環太平洋戦略的経済連携協定)や日米貿易交渉で、交渉手腕を発揮してもらった。その交渉力には定評があり、ロシアとの交渉でもその手腕を発揮してもらいたい。もちろん今までも岸田氏や河野氏にも大変尽力していただいた。今度は茂木氏の今までの経験と手腕を生かしてほしい。茂木氏とラブロフ露外相の間でこの問題が進んでいくことを期待している。政府としては幅広い分野で日露関係を国益に資する形で発展させつつ、領土問題を解決し平和条約を締結するとの基本方針の下に、引き続き真剣に交渉を進めていく決意だ」

 「北方四島の経済活動についてパイロットプロジェクトがいよいよ動くことになってきた。元島民の航空機による墓参も連続して行われている。今まで入れなかった場所にもプーチン氏の決断で入れるようになってきているので、元島民にも喜んでもらうことも出てきたが、さらに進展させていきたい。交渉そのものを進展させていくため、茂木氏の交渉力に大いに期待しているところだ」

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