安倍首相記者会見詳報(下)首相、進次郎氏に「責任ある立場で能力発揮し、結果を」

 「国民投票法の改正案は憲法審で、与党でしっかりと議論してもらいたいと期待しているが、同時に憲法改正の中身についても議論していくことが国民の皆さんに求められているのではないかと思う」

 --世界経済が減速し、米国や欧州の中央銀行は利下げし、経済を刺激しようとしている。首相はどうしてこのタイミングで消費税を上げるのか。また、もしよければ来週始まるラグビー・ワールドカップで日本代表の勝敗について、首相の予想はどうか

 首相「まず世界経済について、世界的に貿易をめぐる緊張が増大している。世界経済の先行きについても不透明さを増している状況だと認識している。先般のG7(先進7カ国)サミット(首脳会議)でも一致したが、世界経済が抱える下振れリスクに対し、十分に目配りし、顕在化すれば機能的かつ万全の政策対応を行うなど経済運営に万全を期していく」

 「消費税の引き上げについて、これまでも累次説明してきたが、社会保障を全世代型に転換していくための安定的な財源でもある。10月から引き上げる消費税によって国民に約束した幼児教育の無償化を進めていくことになり、真に必要な子供たちの高等教育の無償化、これは大きな改革に踏み出すわけで、そのための財源でもある。いずれにせよ、先の(平成26年4月に)3%引き上げたときの経験も、また反省も踏まえながら、引き上げにあたっては軽減税率の導入準備などに万全を期すとともに、教育の無償化、思い切ったポイント還元、プレミアム付き商品券、自動車や住宅に対する大胆な減税など十二分の対策を遺漏なく実施していくことで、消費をしっかりと下支えし、経済の回復基調を確かなものとしていきたいと考えている。決して日本の経済が世界経済の足を引っ張ることにならないよう万全を期していきたい。最近報道などで国民が軽減税率、ポイント制度について分かりにくいという声もあることは承知しているので、十二分な説明を心がけていきたい」

 「ラグビーのワールドカップは今、大変注目を集めている。開幕戦は日本対ロシアだが、(今月初めに訪問した極東)ウラジオストクでも、ロシアの聴衆の前で日本が勝つことを私は期待していることをはっきりと申し上げたが、是非初戦を飾ってもらいたい、予選を突破してもらいたい。こう期待している。いずれにせよ、日本で初めて開かれるラグビーのワールドカップ、まさに世界最強豪のチームが集まって最高のプレーを展開してくれる。日本各地で展開される。これは日本全体に大きな力を与えてくれると期待している」

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