安倍首相記者会見詳報(上)内閣改造「困難な挑戦も必ず成し遂げる」

 五輪相は橋本聖子さんだ。選手としての経験の上に参院自民党のトップ(である参院議員会長)も務めた政治手腕を生かし、2020年最大のイベントの成功を期す。夏冬最多7回の五輪出場など女性アスリート第一人者としての経験、国会議員としても産休の制度化など出産・育児との両立に取り組んできた経験で、女性活躍の旗振り役もお願いする。

 法相は河井克行さん。かつて法務副大臣も務め、法曹人材の育成や更生保護について議員連盟を取り仕切るなど法務行政のプロだ。

 経済産業相の菅原一秀さんは(経産)副大臣、党の部会長も務めた専門家だ。商社マンとしてビジネスで海外を飛び回った経験も持ち、日本企業の国際競争力の強化、ロシアとの経済協力、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)などの通商交渉でも、その手腕を期待している。

 農林水産相の江藤拓さんも(農水)政務官、副大臣を歴任した農政通。これまで首相補佐官として、ともに農産物輸出を推進してきた。世界に目を向けながら持ち前の現場感覚で、若者たちが未来を託せる農林水産新時代を切り拓(ひら)いてもらいたい。

 私が最も重視している地方創生の担当相は北村誠吾さん。長崎県議、佐世保市議の経験もあり、地方の実情を十分に熟知している。

 総務相として再入閣、地方自治から情報通信まで幅広い総務行政に精通した高市早苗さんと二人三脚で過疎化など地方が直面する困難な課題に果敢に挑戦してもらう。

 いずれも当選7回、8回の大ベテラン。政治家に求められる高い調整能力と政策実行力を兼ね備えた人材だ。さまざまな有権者の声に耳を傾け、毎日、部会などでの議論を重ねながら政策を地道に練り上げていくプロセスの中で長年、大きな力を発揮してきたベテランがわが党にはたくさんいる。

 田中和徳復興相は党組織運動本部長、(衆院)予算委員会の与党筆頭理事など国政全体を俯瞰(ふかん)しながら現場の意見調整に汗を流してきた。まさに総合力が問われる福島の再生、東北復興でその手腕を発揮してもらう。

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