河野太郎外相「韓国の判決は残念」 改造控え回顧

 河野太郎外相は10日の記者会見で、外相就任以来の2年余りを振り返り、昨年11月以降、1956(昭和31)年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約締結交渉を進めている日露関係をめぐり、「平和条約交渉が新たなステージに入ったときに、交渉の責任者をやらせていただいたことは、安倍(晋三)首相に感謝している」と述べた。同時に「(平和条約交渉は)半世紀以上にわたってやっている話だ。そう簡単に交渉がまとまるとは思っていない」とも語った。

 日韓関係については「昨年の夏ぐらいまでは私と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相で『日韓を未来志向で新しいステージに押し上げよう』と互いに有識者会議を立ち上げて、本当にいい提案をいただいた」と指摘。「同じ方向を向いて日韓新時代をつくっていこうという意気込みに満ちあふれていた中での(いわゆる徴用工をめぐる)韓国最高裁判決で、そうした動きがすべて止まってしまったのは非常に残念だ」と述べた。

 「ノーカントリー・シャル・ビー・レフト(どの国も取り残さない)の精神」で、10日までに延べ123カ国・地域を訪れたことにも言及。「日本は外交に軍事力を使わない中で、裸の外交力が試されている。外相が先頭に立って動くのはこれから先も必要だ」と語り、外相は積極的に海外を訪問すべきだと考えを改めて示した。

 「日本の職員がさまざまな地域、場面でリーダーシップをとるのは、日本に対する信頼を裏打ちする意味でも非常に大事だ」と語り、予算要求を増やすなどして注力した国際機関で働く邦人職員の増強の必要性も強調した。

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