スムーズビズを「レガシーに」小池百合子知事、就任3年インタビュー

 東京都の小池百合子知事が、就任3年になるのを前に産経新聞のインタビューに応じ、交通混雑の緩和につながるスムーズビズについて「東京五輪・パラリンピック後のレガシー(遺産)にしたい」と語った。来年の再選に向けては「なすべきことに注力する」と述べるにとどまった。主な一問一答は次の通り。

 --知事就任から3年。政策はどこまで達成できたか

 「『人』を中心に考え、政策を進めてきた。待機児童対策では、就任時8466人から約3700人へと、約5千人が減少した。言い換えれば、5千人のお母さんやお父さんが、自分の仕事や能力を社会で生かすことに活用してもらっている。また、受動喫煙防止や障害者理解促進、児童虐待防止などの条例が矢継ぎ早に成立した」

 --東京五輪・パラリンピックの準備は万全か

 「努力を積み重ねている。(国際オリンピック委員会の)トーマス・バッハ会長が『東京ほど準備ができている都市を見たことがない』と言っていた。ただ、会場の使い勝手とか暑さ対策とか、さまざまに課題がある。ハードとソフトなど合わせ技で進めていきたい」

 --五輪・パラ後の東京の姿をどう描いているか

 「スムーズビズは、(時差出勤などの)時差ビズと(情報通信を利用して在宅で働く)テレワーク、交通需要管理と併せれば大会のレガシーになる。生産性の向上や、家族との時間を持てるといった、ライフスタイルの改善をもたらす」

 --東京の課題とは

 「世界は大きく変動を見せており、東京は世界との都市間競争にさらされている。東京がしっかり頑張らなくてはといつも思っている。これまでの発想の延長線上では取り残される。やはり教育が大事。十分な教育が受けられない子供がおり、一人親の家庭の支援を強化する」

 --再選への思いは

 「いまは、しっかりなすべきことに注力していくことが全てだと思っている」

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