参院選 安倍首相が福岡で公明候補支援 今回初、与党の結束アピール

 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日、福岡市で参院選福岡選挙区(改選数3)に立候補した公明党公認候補の応援演説を行った。首相が今回の参院選(21日投開票)で連立政権を組む公明の候補を応援したのは初めて。首相は今後も公明候補の元へ足を運ぶ予定で、選挙協力の効果をさらに引き出したい考えだ。

 「連立政権でさまざまなことを成し遂げた。政策を強くしていくのが公明党だ。私たち自公政権は約束したことは必ず実行する」

 首相は福岡市中心部の公園で何度も公明の名前を出しながらこう訴え、与党の結束をアピールした。

 自民は32ある改選数1の1人区全てと、改選数2以上の6選挙区で公明の推薦を得た。苦戦を強いられている東北などの1人区や、複数の候補を擁立した北海道、広島などでは公明票の動向が勝敗を左右する。

 一方の公明は東京、大阪など改選数3以上の7選挙区に候補を擁立。うち東京と大阪を除く5選挙区で自民が推薦した。公明票だけで選挙区の議席を獲得するのは難しく、一定の自民票を取り込むためだ。

 この5選挙区では自民候補も出ており、公明に票が流れ過ぎることへの警戒感は根強い。ただ、公明候補への支援が不十分ならば「信頼関係に傷が入る」(公明幹部)だけでなく、自民が重視する1人区にも影響を及ぼしかねない。

 そのため首相は今週末に公明が最重点区とする兵庫選挙区(改選数3)の候補の応援に入り、協力態勢の強化を図る考えだ。

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