立民VS共産、京都で火花 自民・西田氏を増原氏&倉林氏が猛追

【参院選2019】

 参院選(21日投開票)で京都選挙区は、現職2人と新人3人が改選定数2をめぐり競う。

 自民党現職の西田昌司氏は「国会の爆弾男」として、旧民主党政権幹部らの疑惑を予算委員会などで舌鋒(ぜっぽう)鋭く追及してきた。

 「理詰めの追及とともに、税理士らしい庶民に近い視点で国家財政や地域経済に言及している。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで、消費税増税にも疑問を呈する姿勢が有権者の支持につながっている」(府議会議員)

 共産党の強い京都にも関わらず、西田氏は6年前の選挙でトップ当選を果たした。今回も保守層から無党派層にまで支持を拡大させている。

 西田氏を猛追するのが、共産党現職の倉林明子氏と、立憲民主党の新人でLGBT活動家、経営コンサルタントの増原裕子氏だ。

 共産党は今春の統一地方選で、京都府内の市町村で善戦。京都府議選(定数60)では12議席を獲得し、第2党を維持した。京都市議選(定数67)でも18議席を獲得し、第1党の自民党21議席に迫った。

 「全国屈指の共産党王国で、どうしても倉林氏は落とせない。総力を結集して背水の陣で戦っている」(京都市議)

 立憲民主党の増原氏は、経済評論家の勝間和代氏のパートナーとしても知られる。

 「もともと横浜市出身だが、京都の大学で教鞭(きょうべん)をとっていた縁などから出馬した。立憲民主党の福山哲郎幹事長のお膝元だけに、同党としても絶対に負けられない」(同)

 「1人区」では足並みをそろえる立憲民主党と共産党だが、この選挙区では激しく火花を散らしている。(ジャーナリスト・田村建雄)

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