東京は20人程度出馬か 参院選4日公示

 令和時代で初の国政選挙となる参院選(21日投開票)が4日、告示される。改選数が1増の6になった東京選挙区では、20人程度が出馬する見込み。「老後資産が2千万円不足する」との金融庁の報告書を契機に噴出した年金問題や、10月に増税が予定される消費税などが争点となりそうだ。立候補予定者は選挙戦に向け、最後の準備を急いでいる。

 1日までに立候補に向けた都選挙管理委員会の事前審査を終えているのは計16人。自民2人、立憲民主2人、安楽死制度を考える会2人のほか、公明、共産、国民民主、日本維新の会、社民、オリーブの木、幸福実現、NHKから国民を守る党の各1人に加え、無所属2人となっている。その他にも出馬の動きがある。

 ■与党

 自民は前回トップ当選を果たした丸川珠代氏と最下位当選だった武見敬三氏を擁立。元アナウンサーで五輪相も務めた丸川氏の知名度は高い。一方、武見氏は前回同様、医師や歯科医師など関連団体からの組織票頼みで、「2千万円問題」の逆風を乗り切れるかが課題。改選数が増えたにもかかわらず「第3の候補」を立てなかった自民は、確実に現有議席の確保を狙う。

 公明党代表でもある山口那津男氏の4選は確実な情勢。「全国を応援に回るため、東京にいることはほとんどない」(党関係者)ため、支持母体の創価学会や地方議員らのネットワークを駆使し、前回を上回る80万を超える票を集めるのが目標だ。

 ■野党

 野党第1党の立民は、平成26年に「セクハラやじ」問題で注目を浴びた元都議の塩村文夏氏に加えて、元朝日新聞記者の山岸一生氏を立てる。ただ、山岸氏は知名度不足が否めず、新人2人による「最低でも1議席」の戦略が功を奏すかどうかが注目される。

 国民は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の水野素子氏を擁立。「宇宙かあさん」をキャッチフレーズに現役職員のまま選挙戦に挑む。社民は労働問題に精通している朝倉玲子氏で、比例も含めた票の上積みを狙う。

 前回、12年ぶりに選挙区で議席を獲得した吉良佳子氏の再選を目指す共産。清新さが支持され、今回も議席を獲得する気配だ。大阪で躍進を続ける維新は、4月の北区長選で落選した音喜多駿氏を公認。都議として活動した実績で、どこまで票を伸ばせるか。

 東京選挙区で「台風の目」となりそうなのは、前回4位当選の山本太郎氏とその政治団体「れいわ新選組」。2日現在、いまだ選挙区で誰を出すのかを公にしておらず、動向が注目されている。

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