犯罪繰り返す高齢者の相談窓口を設置 東京都が7月1日から

 東京都は7月1日から、傷害や万引などの犯罪を繰り返す都内在住の高齢者とその家族を対象とした電話相談窓口「高齢者よろず相談」を期間限定で開設する。精神保健福祉士ら福祉の専門職も対応する。医療機関の紹介といった対応策を取ることで再犯の防止につなげたい考えだ。

 平成30年版の犯罪白書によると、近年傷害容疑で摘発された65歳以上の高齢者のうち、5割前後を再犯者が占める。万引についても同様の傾向がみられる。

 都が昨年6月に実施した万引に及ぶ高齢者を対象とした相談窓口の相談内容を分析したところ、犯罪を繰り返す高齢者の背景には判断能力の低下や孤独感、経済的な困窮といった問題があるとみられることが分かった。

 都民安全推進課は「相談しづらいと感じたり、相談先が分からなくて困ったりしている高齢者や家族は、一人で抱え込まずに電話してほしい」と呼びかけている。相談期間終了後は相談内容を分析し、都が今後の対応策を検討する。

 相談窓口は、03・6907・0511。受付期間は、7月1日~12月27日(土日祝日を除く)の午前9時~午後5時。相談は無料。

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