際立つトランプ氏の「共感」 拉致被害者家族に手紙

 拉致被害者家族を直筆の手紙で激励したことが明らかになったトランプ米大統領。米国の歴代大統領も、長年苦しんできた家族に同情を寄せてきたが、共感を行動で示すトランプ氏の姿勢は際だっている。

 「拉致問題は私の頭の中に常にある」。東京・元赤坂の迎賓館で先月27日、平成29年11月以来2度目となる家族との面会を果たしたトランプ氏は、局面打開への思いをこう伝えた。「きっと会える」「絶対に立ち止まってはならない」とも励ました。今回、手紙を受け取った有本恵子さん(59)=同(23)=の父、明弘さん(90)は面会後の会見で「(面会は)成功やった」と簡潔に手応えを示していた。

 家族は18年と26年、現職大統領だったジョージ・W・ブッシュ氏、オバマ氏と面会。両氏は「国の指導者が拉致を奨励するのは心がない」(ブッシュ氏)、「政治家ではなく娘2人を持つ親の立場として許せない」(オバマ氏)などと述べ、北朝鮮を非難。ただ、米朝交渉の主眼はあくまで非核化だった。

 一方、トランプ氏は昨年以降、米朝首脳会談を2度実施。いずれも拉致問題を提起した。特に今年2月には拉致問題が「顕著な進展を見せていない」と金正恩朝鮮労働党委員長に迫るなど、一貫して解決への協力姿勢を示している。

【関連記事】

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ