異例の定数3増、比例代表は「特定枠」導入 参院選

 夏の参院選では昨年の公職選挙法改正に基づき、定数が現行の242から245に3増する。定数増は沖縄の本土復帰に向けて沖縄選挙区を設けた昭和45年の法改正を除いて初めて。比例代表で、各党が優先的に当選させたい候補者を選べる「特定枠」を新たに導入する。

 3年ごとに改選される参院の総定数は令和4年の次回選挙で248となり、最終的に6増となる。参院の「一票の格差」是正のため議員1人当たりの有権者数が最も多い埼玉選挙区を2増やし、特定枠の導入に伴い比例代表を4増する。

 現行の比例代表は「非拘束名簿式」で、政党の得票に応じて配分される議席の中で候補者が個人名の票数を競う。特定枠候補はこれと切り離して上位に扱い、個人名の票数に関係なく名簿順に当選が決まる。

 例えば特定枠3人の党が10議席獲得した場合、特定枠以外の候補の当選枠は7議席となる。設定数に上限はないが、事務所の設置やポスター掲示など個人としての選挙運動はできない。

 特定枠は前回の平成28年参院選での合区導入後、自民党が主導して新設された。合区対象の「鳥取・島根」「徳島・高知」で選挙区の公認を得られない県の現職を救済する意図がある。

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