堺市長選で有権者「また選挙」「クリーンな人に」

 堺市の竹山修身(おさみ)前市長が政治資金問題で引責辞職したことに伴う同市長選が告示された26日、有権者からは「また選挙か」「クリーンなトップが望ましい」など、さまざまな声があがった。市長選で論戦となりそうな大阪都構想には「無駄を省くことができる」と賛意を示す声や、「堺がなくなるのは嫌だ」と反対の声も聞かれた。

 4月の統一地方選では、市議選のほか大阪府知事選も行われた同市。堺区の会社経営者の男性(76)は「1カ月半前に市議選が終わったばかりで、また選挙。しかも今回の市長選は、1年半前と同じ争いを繰り返している」とうんざりしたようす。男性はこれまで選挙の度に複数の陣営から協力を要請されているといい、「いずれも断るわけにはいかず、最小限のおつきあいはしてきたが、もう選挙は疲れた」とこぼす。

 また、南区のパートの女性(70)は「4月の市議選と同時に市長選もやってくれていたら税金を無駄に使わずに済んだ。その分、もっと市民のためになることに使ってほしかった」と憤った。

 「政治とカネ」の問題で揺れた堺市政。堺区の男性会社員(49)は「これまで竹山さんに投票してきたが、裏切られたという思いが強い」といい、今回は「街頭演説などで候補者の話しぶりや態度をじっくりと見て、誠実かどうか人柄で判断したい」と話した。

 都構想について有権者の間で見解が分かれた。2人の娘を持つ堺区の男性会社員(34)は「行政の無駄をなくせると期待しているので賛成だ」とした上で、「子供の教育や医療を充実させる施策に財源を回してほしい」と求めた。

 一方、堺区の開業医の男性(67)は「堺市は堺市であってほしい。都構想に入れば、現在の政令市としての権限がどうなるのか分からず、財政面を含めて制約が増えそう。行政サービスが維持されるのか不安が大きい」と話した。

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