日米首脳 北問題協議へ トランプ氏、25日来日

 安倍晋三首相は27日午前、令和初の国賓として来日するトランプ米大統領と11回目の首脳会談に臨む。北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、日朝首脳会談の実現への側面支援を重ねて求める考えだ。トランプ氏の来日は25~28日の日程で、26日にはゴルフや大相撲観戦で時間を共有し、首相は令和の新時代となっても強固な日米同盟が続くことを内外に示す。

 首相は拉致問題に関し、条件を付けずに北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談する意向を表明しており、トランプ氏に自身の意向を改めて説明する。北朝鮮が9日に発射した短距離弾道ミサイルをめぐっても、今後の対応方針をすり合わせる。

 首相は日米貿易交渉の加速についてもトランプ氏と認識を共有する。6月に大阪で開く20カ国・地域(G20)首脳会議での協力や、法の支配をはじめ普遍的価値を重視する「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携も確認する見通しだ。会談後は一緒に拉致被害者家族と面会し、共同記者会見に臨む。

 両首脳は26日午前、千葉県でプロゴルファーの青木功氏を交えてゴルフをプレーする。同日午後は大相撲を観戦し、トランプ氏は優勝力士に「米国大統領杯」を授与する。その後、都内の炉端料理店で夕食をともにする予定だ。

 トランプ氏は25日午後、日本に到着する。27日午前中に天皇、皇后両陛下と会見し、夜は宮中晩餐(ばんさん)会に出席する。28日の帰国前には、海上自衛隊横須賀基地(神奈川県)を訪ね、海自最大の護衛艦「かが」を首相とともに視察する。

 トランプ氏の大統領としての来日は2回目。来月のG20首脳会議にも出席する予定で、4月下旬の首相訪米と合わせ、2カ月間で3回の相互訪問となる。

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