トランプ氏は「令和」初の国賓 「平成」初はジンバブエ大統領

 政府はトランプ米大統領を令和初の国賓とすべく、天皇陛下ご即位の準備の早い段階から招聘(しょうへい)を検討してきた。

 海外の賓客(ひんきゃく)の接遇は、国賓▽公賓▽公式実務訪問▽実務訪問-の4つのランクに分けられる。国賓は外国の元首と大統領のみが対象で、日本との関係がどれだけ深くても皇太子や首相は国賓でなく、公賓となる。

 天皇陛下による国賓のご接遇は、象徴としての地位に基づく「公的行為」に位置づけられ、内閣の助言と承認が必要な「国事行為」ではない。ただ、憲法の趣旨に沿って内閣の責任のもとで執り行われるものとされ、国賓の接遇や招聘は閣議で決定する。

 どの国の元首を国賓とするかは数年前から政府内で綿密に協議して決めるのが通例だ。平成初の国賓は元年10月、ジンバブエのムガベ大統領(当時)だった。「数年前から調整を進めていたため、昭和天皇の崩御は想定しておらず、たまたまジンバブエになった」(政府関係者)という。

 天皇陛下は国賓を歓迎行事と宮中晩餐(ばんさん)会でもてなされるため、ご負担も大きくなりやすい。こうしたことも考慮し、国賓は平成では年間1~3人程度だった。(力武崇樹)

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