鉄道や銀行で進む新元号対応 システム改修延期の動きも
こうした中、銀行業界では新しいシステムの稼働時期を遅らせるなどの動きが出ている。九州フィナンシャルグループ(FG)傘下の肥後銀行は改元や10連休を踏まえ、新しい基幹系システムの稼働を当初予定の5月から7月に延期した。みずほFGも傘下銀行の入出金や口座管理などを担う「勘定系システム」の次期型への移行時期を7月に設定。ふくおかFG傘下の親和銀行と十八銀行は、合併時期を当初予定の平成32年4月から半年延期した。
また鉄道業界は切符の年月日表示で、和暦から西暦への切り替えを進めている。JR東日本は29年12月から30年3月にかけて自社の券売機について順次、西暦表示を導入。JR各社の「みどりの窓口」など指定券の予約・発券システムも昨年10月1日に西暦表示に切り替わった。
今回、鉄道各社が西暦採用に踏み切った背景には、前回の改元時にシステム改修が間に合わず、JR職員が切符の日付をはんこで変更するなどの手作業で乗り切った経緯がある。さらに和暦になじみのない訪日外国人旅行者が多くなった実情も踏まえ、「サービス向上のため西暦に変更した」(JR東日本広報)という。システムは稼働済みで今回の改元では混乱はないとみている。



