安倍首相&トランプ大統領「対北秘策」で連携!? 「防大訓示」内容に異変…北朝鮮へ外交上の“サイン”か

 安倍晋三首相が、防衛大学校(神奈川県横須賀市)卒業式で行った訓示内容が注目されている。新しい防衛大綱や憲法改正については触れながら、多数の日本人拉致被害者を解放せず、日本全土を射程に入れる中距離弾道ミサイルを数百発も配備している北朝鮮に言及しなかったのだ。先月末、米朝首脳会談が決裂して以降、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長周辺に変化が見られ、「対米交渉窓口の変更か」という見方もある。日米朝の水面下で、激しい駆け引きが展開されているようだ。

 「昨年と今年の、安倍首相の訓示全文を見比べてみればいい。内容も分量も明らかに違う。これは『北朝鮮へのメッセージ(サイン)』ではないのか」

 永田町関係者はこう語った。

 安倍首相は17日、防大の卒業式で訓示した。昨年末の防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」を踏まえ、「次の世代の防衛力構築へ、今までと抜本的に異なる速度で変革を推し進める」と強調。「自衛隊が強い誇りを持って職務を全うできる環境を整えるため全力を尽くす決意だ」と述べ、憲法9条への自衛隊明記への意欲を改めて示した。

 だが、北朝鮮については一切触れなかった。

 昨年の訓示では、北朝鮮のミサイル発射を受けて、安倍首相は「いかなる挑発にも屈することはない」と決意を示し、「核・ミサイル」開発を放棄させるため、「国際社会が一致団結して最大限の圧力をかけていく」などと、かなり時間を取って対北政策に言及していたのにである。

 これと関連するのか、菅義偉官房長官は13日の記者会見で、北朝鮮による拉致問題を含む人権侵害をめぐり、スイス・ジュネーブで開かれている国連人権理事会に対する非難決議案の提出を見送る考えを表明した。

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