安倍首相、米朝首脳会談での拉致問題提起は「成果」

 安倍晋三首相は5日の参院予算委員会で、先月の米朝首脳再会談でトランプ米大統領が金正恩朝鮮労働党委員長に日本人拉致問題を提起したことについて「しっかりと(日本側の考え方が)金氏に伝わったのではないか。そこは成果と考えている」と述べた。同時に「拉致問題解決のために何が最も効果的かという観点から、今後の対応を真剣に検討する」とも語った。

 また、昨年6月の米朝首脳会談でもトランプ氏は拉致問題を提起したが、今回の再会談では1対1の会談とその後の夕食会で拉致問題を取り上げたとして「今までになかったことが行われた」と強調した。

 米朝首脳会談が事実上の物別れに終わったことについては「朝鮮半島の非核化に向けて大きな一歩を進むことができなかったのは事実だ」としつつ、「形式的な成功を示すのではなく、実質的な前進がないのであれば安易な妥協はしなかったということを評価している」と述べた。

 その上で「米朝プロセスを後押ししていくことが大切だ」と指摘し、引き続き米国をはじめ、国際社会と連携しながら朝鮮半島の非核化と拉致問題の解決に取り組んでいく考えを示した。

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