韓国海軍駆逐艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射に関する防衛省の最終見解について(全文)

 はじめに

 防衛省は、これまで日韓の防衛当局間で緊密な意思疎通を図ってきており、この度の火器管制レーダー照射をめぐる問題に関しても、日韓間で累次に及ぶ協議を行ってきました。しかしながら、照射の有無をはじめとする主要な論点につき、今日まで認識の隔たりを解消するに至っていないことは誠に残念です。

 防衛省としては、本件事案を重く受け止め、再発防止を強く求める観点から、日本側が有する客観的事実をとりまとめ、公表することといたしました。

 本公表が、今後の同種事案の再発防止につながることを期待いたします。

 1 火器管制レーダーの照射について

 わが国は広大な海域に囲まれていることから、防衛省は、各種事態に適時・適切に対処し、国民の生命・身体・財産と領土・領海・領空を確実に守り抜くため、わが国周辺海域で活動する外国軍艦等に対し、平素から広域にわたって警戒監視および情報収集を実施しています。

 昨年12月28日に動画でも公表したとおり、同月20日午後3時頃、平素の警戒監視および情報収集の一環として、海自P1哨戒機が日本海のわが国の排他的経済水域(EEZ)内を飛行中、韓国駆逐艦および韓国警備救難艦を確認したことから、写真撮影等を実施していたところ、突然、その駆逐艦から火器管制レーダーの照射を受け、海自P1哨戒機は、直ちに安全確保のための行動をとりました。

 火器管制レーダーの照射は、火器の使用に先立って実施する行為であり、他国の航空機に向けて、合理的な理由もなく照射することは、不測の事態を招きかねない極めて危険な行為です。

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