韓国、反論ビデオ公開も“墓穴”…核心の「レーダー照射なかった」証明できず

 だが、動画の大半が、防衛省がすでに公開した現場映像を利用したもの。新たに、はるか遠くを飛行する海自哨戒機が映った、韓国海洋警察撮影の映像も流しているが、わずか11秒だけ。韓国国防省が「威嚇的な低空飛行」と批判するような映像は一切なかった。

 最大の核心である、「韓国側は火器管制用レーダーを照射していない」という主張を裏付ける証拠もゼロ。ただ、冒頭の指摘の通り、自分で自分のクビを締めるような部分が多々あった。

 韓国国防省は、動画の字幕で「日本の哨戒機は駆逐艦の150メートル上で、500メートルの距離まで接近した」と抗議している。

 この高度と距離はICAO(国際民間航空機関)の「安全上の規則」に合致しており、何の問題もないが、韓国側は「この規則は軍用機には適用されない。日本側は恣意(しい)的にねじ曲げ、解釈してきた」などと噛み付いている。

 前出の伊藤氏は「韓国海軍のP3Cも含め、世界中の海軍哨戒機は、この数値を基準として行動している」と指摘する。つまり、韓国側のイチャモンこそが、逆に、海自哨戒機が、韓国駆逐艦から500メートル以上の距離をとって安全飛行していたことを証明しているのだ。

 さらに動画では、韓国駆逐艦が海自哨戒機から受信した通信音声も公開している。

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